Naomi says,

山奥に引きこもって毎日お肉を食べながらボードゲームと読書をして生きていきたい。

ゼルダの伝説 BotW がいかに優れたゲームであるかについて

任天堂の「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」をプレイした。のんびりまったり進めて、購入して2週間ほど(プレイ時間150hくらい)でラスボス・厄災ガノンを倒し、その数日後に祠を全120個見つけ出してクリアした。サブクエストやコログはまだ残っているものの、ひとまずは落ち着き、別の RPG に手を出したのだが… イライラが溜まるばかりで、いかにブレス オブ ザ ワイルド(以下 BotW)が優れているのかがよくわかった。

本エントリではひたすら「BotW のここがいいぞぉ〜」という話をするわけだが、なるべくネタバレはいれないようにする。ネタバレになるところは白文字で書くので、読みたい人は反転して読むとよい。
(ここで言うネタバレの定義はストーリーに限らず、キャラクター、敵モンスター、マップなどに関する全ての情報のことを指す)

 

優れている点そのいち:自由度が高い!

オープンワールド形式のゲームなのだが、今まで遊んできたオープンワールドの中でもダントツに自由度が高い。レールに沿った物語ではなく、絶対にやらなければいけないことといえば「始まりの台地」でのチュートリアルと、最終目標の「ガノン討伐」くらいだ。いきなり BotW の広い世界に放り出され、基本的な操作説明や Tips*1はあれど、とりあえず自分でやってみて方法を発見することが多い。何よりも寄り道が楽しくて、「さあ今日はここに行くぞ!」と思っても、すぐに「お、山じゃん登ってみよ」「狼煙が上がってるから行ってみよ」「困ってる NPC がいるからサイドクエストやろ」と、気づいたらまったく別のことをやっている。飽きないし、どこどこに行けと命令する NPC もいないし、もうやりたい放題である。オートセーブのおかげで、いちいちセーブの心配をせずに寄り道が楽しめる。これはわたしの世界で、わたしの人生で、わたしが好きなようにやる、そんなゲームである。
また、自由度が高いと新たな発見ばかりで、「ええええこんなこともできるの!?」と驚くこともしばしば。(例:パラセイルで降下中、地面が近づいてきたら爆弾矢を放って上昇気流を作り出し、高く舞い上がって更に遠くまで飛ぶ、というテクニックを見た時は目からウロコ状態だった)自分の頭で考えていろいろ組み合わせたり、食材を決めて料理を作ったり、正規ルートをガン無視して断崖絶壁を登って強引に目的地に向かったりと、とにかく楽しい。好きに走り回れると、時にはいきなり強敵と出会ってしまうこともある。「うわあ強い強い!」と絶望することの方が多いが、アイテムや回避システムのおかげで勝つことは不可能ではないのだ。実際、any% などを観ると裸のリンクが目覚めて50分強でガノンを倒している。わたしは物語初期の頃、NPC から聞いた話を頼りにとある場所に向かい、弱いなりにアイテムを駆使して奮闘したものだ。(ラネール山・知恵の泉のネルドラ解放クエストだったのだが、武器なんてそこらへんのボコブリンから奪ったやつだし、防寒具もなくてひたすらポカポカ料理を食べて凌いだ。めちゃくちゃ時間かかった。めちゃくちゃ頑張った。)そんな強敵がいるマップにはそもそも入れない仕様のゲームもあるが、BotW では本当に自分が冒険をしているような、そういう自由さがある。不可能な戦闘がないおかげで、その自由度も負担ではなく、楽しい経験になるのだ。

 

優れている点そのに:探検が無駄にならない!

BotW はただ広大なだけではない。別の RPG を遊んでいてストレスだったのが、時間をかけてマップの端まで探索しても「何もなかった」という時だ。しかし「なんだ時間の無駄かよー」とならないのが BotW である。祠が隠されてあったり、思わずスクリーンショットを撮ってしまうような絶景があったり、コログがいたり。祠やコログも、攻略はマストではないけど見つければ見つけるだけイイことがあるので、無駄にはならない。ていうかコログ、いろんなところにいすぎ…。(ハイラル城のてっぺんにいるのを見つけた時は「絶対この世界楽しんでるよね?」と思ったし、コログなのはわかってるのに取れない時は「コログの実なんてただのう○このくせに!」って感じだった)わたしは自他共に認める方向音痴で、たとえゲームでも道がわからず膨大な時間を消費することがあるのだが、BotW では迷子になっても無駄ではない。「なんかよくわからないところに来ちゃった…」という状況になっても必ず何かを見つけることができるので、だれることなく楽しく放浪することができる。

f:id:naomi14:20170402091225j:plain雨宿りしていたらいずれ止んで虹が出てきた。きれいだなぁ。

また、RPG にありがちな、無価値な NPC というのがあまりいないのだ。BotW は広大ゆえに、NPC は有益な情報を教えてくれるし、サイドクエストをくれたりする。NPC に話しかければそれだけで「できること」が増えてゆくのはすごい。

 

優れている点そのさん:リアルティがある!

細かなところにリアリティがあってよい。崖の上から物を落としてみるとよくわかるのだが、転がり方・落ち方がとてもリアルだ。ただ斜面に沿ってコロコロ落ちていくのではなく、崖のでっぱりやアイテムのサイズ感によって転がり方が変わる。同じように、水面にアイテムを放った時も、ちゃんとサイズ・重量・素材によって浮かぶ物と沈む物が分かれるのが良い。また、矢を射った時の曲射もリアルで、遠くの敵に対して真っ直ぐと矢を放っても当たらない。そのあたりも上手に考えて少し上を狙う必要がある。

リンクや NPC の反応もリアリティがあって良い。寒い地域にいる時にガタガタと震えるリンクの顔が超絶スーパーキュートだし、NPC の目の前で武器を振るったりすると「ひぃ!」と驚いたり、こっちの動きに合わせて視線が動くのもリアルだ。こういう反応がちゃんとしているからこそ、より BotW の世界に没頭することができる。

f:id:naomi14:20170402091146j:plainはい、ごめんなさい。

 

優れている点そのよん:武器が消耗品である!

BotW では武器や盾は消耗品であり、使い続けていると壊れてしまう。海外のレビューを見ていると賛否両論のようだが、わたしは素晴らしいシステムだと思う。武器が消耗品であることは、モチベーションを保つためには良い。武器は落ちていたり地面に刺さっていたりするので、プレイヤーの探検を促す。また、敵の持っている武器を拾っていくことも多いので、レベルや経験値という概念がなくても戦闘をする意味がうまれる。もし戦闘がしたくない場合は、工夫をすれば本気でやり合わずとも武器を奪うことはできる。その方法を考えて試すのもプレイヤーの自由だ。

 

優れている点そのご:マップが良い!

BotW のマップは最初は空っぽで、各エリアの塔を登ることで解放することができる。マップを解放すると探検が楽になるのだが、地名が書いてあるだけでそこに何があるのかは自分の足で行って確かめなければならない。場所によっては実際に行ってみてその場所を見つけないと地図に名前が記されない。探検のしがいがあるってもんよ。
また、右下に表示されるミニマップをオフにすることもでき、本物の探検家気分を味わえる。サバイバル感があってなかなか面白いが、自分がどこにいるのかわからないまま世界に放り出されているような気がしてわたしは少し怖いw

サイドクエストが豊富なゲームだと、今ストーリーのどのあたりにいるのか、NPC がなんて言っていたのか、そして次どこに行けばいいのかを忘れてしまうことがある。BotW ではそういう「あれ?」が解消されている。サイドクエストごとに目的地を選べるので、ずっと放置していたものでも「あ、そっか、ここに行くんだった」と思い出すことができる。
 

優れている点そのろく:世界中に散らばるミニゲーム

馬鹿みたいに走り回って片っ端から森林伐採をしたり敵のねぐらを爆破していくのも十分楽しいが、そんなことをしているうちにミニゲームを発見することがある。こういうミニゲームはお金を支払って(だいたいのものは1ゲーム20ルピーくらい)遊ぶのだが、決められたスコアよりも高い点数を出したりするとアイテムやお金がもらえる。冒険をしていてミニゲームを見つけると、いい息抜きになる。(例:ククジャ谷を端から端まで歩いていた際、ちょうど飽きてきた頃にゴルフのミニゲームを見つけて良かった。冒険のよいスパイスである。ちなみにこのゴルフ、個人的にはクソゲーだと思ってる。いや実際はわたしが下手なだけなんだろうけど、「うおークソゲー!」と勝手にひとりで盛り上がってる。楽しい。)世界中にけっこうたくさんのミニゲームが散らばっているので、それを探すのも楽しい。

 

優れている点そのなな:ロードがない!

正確には村や家の出入りの際のロードがない。ワープ時や祠の出入り時はあるが、ただただワールドを爆走しているだけならロードを挟まないので没頭できる。オープンワールドを遊んだことがある人ならあまり驚かないかもしれないが、このシームレスな感じはストレスを軽減できて本当に良い。わたしはよく NPC の家に入って物を壊したり勝手に物を持って行ったりしていて、「よっしゃー空き巣じゃー」と部屋を出入りしてもいちいち画面が切り替わったりしないのはありがたい。空き巣行為が捗る。

f:id:naomi14:20170402092549j:plainへっへっへ高価そうな瓶ゲットだぜ(そしてこの後壁に叩きつけて木っ端微塵にした)

 

結論:BotW はちゃんと「ハイラル」という世界に連れて行ってくれる

BotW の良いところを全部書いたら本当にキリがないので、とりあえずは七つに留めておく。BotW をやっていると、「ゲームをやるぞ」というよりは「さあハイラルにいくぞ」という気分になり、本当に自分がリンクと一体化して冒険しているような気分になる。NPC やロードなど、プレイヤーが抱くかもしれないイライラも解消してくれるあたり、本当によく考えられたゲームだと思う。みんなも Switch あるいは Wii U が手元にあるのなら、ぜひプレイしてみると良い。やりこみ要素も多いので、様々な楽しみ方ができると思う。レッツ ハイラル ライフ!

*1:*ちなみにこの Tips はロード画面中にランダムに表示されるのだが、ゲーム仲間と一緒に集めてここに公開している。